中国料理 大連あかしあ
お食事
中国大連の歴史を感じる洋館で楽しむ、名物の海鮮料理
2022年8月1日
友好都市締結の歴史と「大連あかしあ」の誕生
国際貿易盛んな明治から昭和初期の西洋建築物が点在する街並みとして27年前に誕生した「門司港レトロ地区」。そのエリアに友好都市締結15周年の記念に建築された「大連友好記念館」(旧国際友好記念図書館)があります。
茶と白のコントラストが美しいドイツ様式で、大連市内の旧ロシア人街にある鉄道汽船会社を復元。
「大連あかしあ」は当時、数少ない本場直営店として1 階にオープンしました。全国からの観光客だけでなく、地元でも愛されているお店です。
新鮮な魚介をシンプルな塩味でいただく海鮮料理
中国東北部の南端にあり、海に囲まれる大連市。本場で修業を重ねた日本人シェフによる名物の海鮮料理が楽しめます。
日本人の口にも合うあっさりとした薄塩味が特徴で、「素材の持ち味を生かすため、下ごしらえが大切」と大連出身のオーナー・邵瑞娟(ショウズイケン)さん。
最初に運ばれてきたのは、「海鮮焼きそば」。目の前で“ジュッ”という音を立てながらとろ〜り、アツアツの海鮮餡をかけてくださいました。
海鮮餡のベースとなるスープは、鶏ガラ、豚骨を時間をかけて煮込んだ自家製。香ばしくパリパリもちもち食感の黄金そばにエビ、イカ、木くらげなどの魚介と野菜の旨みが溶け込んだ海鮮餡がよく絡み、箸を持つ手が止まりません。
開店以来の人気メニューといえば、「エビ入り棒春巻」。
一枚の皮で手巻きした長さ約25cmのオリジナル点心で、揚げたての皮はパリッとサクッと音まで美味しい。中はプリプリのエビとイカのすり身が詰まっていて、その旨みだけで十分味わえます。お酒のアテにも良さそう。
他にも皮から手づくりの「水ギョーザ」も有名だそうで、ぜひ味わうべし。
いずれも量は多めなので、シェアして楽しむのがおすすめです。
美味しい記憶を刻む、クラシックな趣が漂う空間
茶色の扉の入口からお店に一歩入ると、格調高いヨーロッパ調の空間が広がります。
窓越しには赤煉瓦造りの「旧門司税関」や日本最大級の歩行者専用の跳ね橋「ブルーウィングもじ」が。
店内の奥には、円卓を囲む個室(10名まで利用可)が一室あります。人気スペースのため予約した方が確実かも。
ソファでくつろげる休憩スポット&絶景を見に展望台へ
海鮮料理を満喫した後は、レトロな階段で2階に上がり、無料休憩・交流スペースへ。散策で疲れたときは、ソファ席でゆったりとひと息入れて。
お店のすぐそばには地上103mの「門司港レトロ展望台」があり、最上階から関門海峡や門司港の街並み、対岸の下関や巌流島を眺めることができます。この絶景に、しばし心の洗濯を。
※令和4年7月現在の情報です。
店舗情報
- 店舗名
- 中国料理 大連あかしあ
- 電話番号
- 093-331-5909
※お問合せまたはご予約の際は「あつキタ」を見たとお伝えいただくとスムーズです。
- 住所
- 門司区東港町1-12 北九州市大連友好記念館1F
- 営業時間
- 11:00~22:00 (LO21:30)※ランチタイム:11:00〜14:00
- 店休日
- 不定休
- 駐車場
- なし(近くにコインパーキングあり)
この記事を書いた人
あらい くまこ
空の雲でさえ、綿飴に見えてしまうほど食いしん坊なフリーライター。食べ物を目当てに国内外を旅した機会は数知れず。食品開発、スイーツ店勤務の経験も持つ。市内の産婦人科内のサロンでアロマセラピストとしても活動中!