昭和32年創業。いつ来ても変わらない、地元に愛される天ぷら定食

愛称は「ちか天」。代々受け継いできた味に人が集まる

小倉駅から徒歩２分。アーケード街の中で、ひときわ大きな看板が目に留まります。「天ぷら定食ふじしま」は昭和32年に創業。代々受け継いできた味が、地元の人々の胃袋をつかんできました。地下にお店があることから「ちか天」の愛称で親しまれています。

階段を下って店内へ。

“安くて、早くて、おいしい”天ぷら定食を求めて、長年通う常連客も多く、最近は観光客も増えています。ランチタイムや週末は満席。「たくさん食べてもらえるからこそ、どんどん作って、出来たてのおいしいものを提供できる」と店主の藤島さんは語ります。

食券を購入してカウンターへ。昔ながらのスタイルが魅力

座席はカウンターのみ18席。厨房をぐるりと囲む形が珍しいですね。まずは入口で食券を購入。メニューは「天ぷら定食」「海老天付 天ぷら定食」「海老天だけ 天ぷら定食」の3種類です。

回転がはやいので、満席でもそれほど待ちません。

席に着くとすぐに、ご飯とみそ汁が運ばれてきます。5分と待たずに、揚げたての天ぷらが目の前に。厨房でてきぱきと動くスタッフの皆さん。その鮮やかな連携プレーは、見ていて気持ちがいいです。

揚げたての天ぷらを美しく盛りつけ、カウンターへ。

単品の追加も可能です。好きな具材を増やしたり、定食にはない「くじら天」や「イカ天」をプラスしたりするのもいいですね。食券購入時はもちろん、食事中に座席からも注文できます。

ボリューム満点！懐にもやさしい「海老天付 天ぷら定食」

「海老天付 天ぷら定食」をいただきます。海老天2本、キス天、白身魚天、ささみ天（しそ巻き）、野菜天（にんじんのかき揚げ、かぼちゃ、なす、たまねぎ）の盛り合わせに、ご飯とみそ汁が付いて940円。プラス50円でご飯を大盛に変更しても、1,000円を超えません。

ご飯に合うように、天つゆは甘くしていないそうです。

「ふじしま」の天ぷらは、サクサクした軽い食感が特徴です。海老はぷりっと、魚の身はふんわり。野菜もそれぞれの良さが生きています。そのまま食べてもおいしいですが、大根おろしたっぷりの天つゆにつけると、ご飯が進みます。

セットのみそ汁も人気です。白みそを使っていて、ほんのり甘みがあります。やさしい味にほっと一息。みそ汁を楽しみに通うお客さんも多いとか。

揚げたての天ぷら、炊きたてのご飯、作りたてのみそ汁。「ふじしま」の天ぷら定食は、いつ来ても、何度来ても、変わらぬ味で迎えてくれます。小倉に来たら、一度は訪れたいお店です。

※令和5年10月現在の情報です。

店舗情報

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