さるたひこ
お食事
女性が一人でも気軽に立ち寄れる!こだわりの非豚骨系ラーメン店
2024年3月1日
唯一無二の一杯が味わえる店
北九州市といえば、やはり豚骨ラーメンが主流ですが、最近は“非豚骨系”のラーメン店も増えてきています。京町銀天街の中にある「さるたひこ」もそのひとつ。鶏ガラベースに魚介ダシを合わせたスープを使用した、多彩な豚骨以外のラーメンを楽しめる人気店です。
店主・尾﨑智巳さんは、北九州市出身。東海地方で自動車メーカーに勤務していましたが「北九州には当時、豚骨以外のラーメン店が少なかった。だったら豚骨が苦手な女性に向けて、一人でも気軽に来店できる店を作ろう」とUターンし起業。自動車メーカーで働く前に、創作居酒屋やイタリアンなどで料理の腕を磨いていたセンスと経験を活かし、オリジナルメニューを開発しました。
お品書きには、名古屋で人気の「台湾まぜそば」を独自にアレンジした「鶏まぜそば」や、きめ細かな泡が麺を覆う「カプチーノ仕立てのふわふわ鶏そば」、トマトのスープに豆腐とチーズで作ったフロマージュが浮かぶ「トマトの汁そばフロマージュ添え」など、ここでしか味わえない個性的なメニューがずらり。化学調味料や添加物を使わず、麺から手作りにこだわる尾﨑さんの麺料理は、どれも最後の一滴まで美味しく食べられます。
不動の人気No.1メニュー「鶏まぜそば」
「さるたひこ」でダントツ一番人気なのは「鶏まぜそば」(960円)。 実は私も大好きで、この店のメニューはひと通り食べましたが、繰り返し食べるのは結局「鶏まぜそば」になってしまいます。
“まぜそば”は名前の通り、しっかり混ぜて食べるのが正解。麺は自家製で、北海道産小麦(春よ恋、ゆめちから)、国産の全粒粉、ライ麦をブレンド。製麺時に使う「かんすい」も日本で1か所しか扱っていない“天然のかんすい”を使用。少し平たくて太いモチモチ麺は、バラエティーに富んだ具に負けない存在感です。
味変用にセットされている調味料。左から昆布酢、胡椒、麻辣ペッパー、カレースパイス。加えると結構味が変わるので、私はいつも半分ぐらい食べ進めたところで投入。個人的にはまろやかになる「昆布酢」がオススメですが、私と同じく“鶏まぜそばLOVE”な娘は「カレースパイス」の一択。自分好みの味にカスタマイズできるのも魅力のひとつです。
麺を食べ終えたら、残った具材は無料サービスの「追い飯」で混ぜご飯に。麺とは違う美味しさなので、お腹がいっぱいになったとしても量はレンゲ1杯分くらいなので、ぜひお試しを!
縁のある神様の名前を掲げ、夫婦で二人三脚
「さるたひこ」という店名は、尾﨑さんが東海地方で暮らしていた頃、いろんな出会いがあり、人生の節目でお世話になった三重県の「椿大神社(つばきおおかみやしろ)」に祭られている「猿田彦大神」にちなんで命名。とっても仲の良い奥様との結婚式も、この神社で執り行ったそうです。
「期間限定の新作も提供していますし、定番も少しずつブラッシュアップしています」と尾﨑さん。
目から鱗のオリジナリティーと、こだわりの食材が織りなす“上品な美味しさ”は唯一無二!小倉を訪れた際は、ぜひ立ち寄ってほしいお店です。
※価格はすべて税込み。令和6年2月現在の価格です。
店舗情報
- 店舗名
- さるたひこ
- 電話番号
- 093-482-3008
※お問合せまたはご予約の際は「あつキタ」を見たとお伝えいただくとスムーズです。
- 住所
- 小倉北区京町1-5-12
- 営業時間
- 11:30〜15:00/ 18:00〜21:00(L.O.20:00) ※麺およびスープが無くなり次第終了
- 店休日
- 月・火曜日
- 駐車場
- 無し
この記事を書いた人
タニグ
かつて北九州に存在したタウン誌の編集部OG。当時は1日5件という鬼のような飲食店取材も何食わぬ顔でこなしていたけれど、今は食べ放題と脂っこいものがNGなお年頃になったフリーのライター。オジ様率の高い食堂や居酒屋を好みます。