パン工房 天秤座
パン・スイーツ
全国のパン好きを魅了する、ほのかな甘みのもっちりお米ぱん
2022年5月2日
門司港のアーケード街で誕生し、地元で愛される人気店に
門司港駅から徒歩5分。桟橋通り交差点の角にある、オシャレなガラス張りの建物が「パン工房 天秤座」です。
このエリアは町の商業の中心地で、かつて百貨店がありました。近くには栄町商店街があり、1999年に最初の店舗を構えます。百貨店閉店後、マンションのテナント店舗として現在の場所に移転しました。
日によっては、午後2時頃には完売するほどの人気店になりましたが、20年来の地元ファンが今でも通い続けているそうです。
さて取材の日、お伺いしたのは午前11時頃。店に入ると焼きたてのいい香りが…。食パン、惣菜パン、菓子パンなど約60〜80種が並べられていました。
店奥のオープンキッチンでは、ガラス越しにパン職人が生地を成形する美味しそうな演出も♪
良質な小麦粉を厳選し、パンの種類によって粉のブレンドや配合率を調整しているそうで、「餅つきの動きを応用したスタンピングミキサーを導入してから、生地のもちもち感が増した」と店主の戸嶋さん。このひと手間が絶大な人気を得ている理由のようです。
午前中に完売必至!九州の発祥店のお米ぱん
幅広い層に愛されている名物「お米ぱん」。実は開店当時、店主のアイデアから生まれた九州初の米粉パンなんです。
手にした瞬間はずしっと重く、外はサクサク、中はもっちり。お米の甘みだけで十分味わえるので、アッという間に食べ終えてしまいます。
地元はもちろん、全国からこのパンを目当てに訪れるそうです。毎日200個以上焼いても早い時間に売切れてしまうため、購入するときは必ず予約を。
地元有名店の明太子を使ったパンを2つご紹介
福岡名物といえば明太子ですが、パンのアレンジも豊富です。
カリッと香ばしい「明太フランス」は北九州発「西海」の明太子で、手作り明太バターが程よくサンドされ、クセになる味わい。「もち明太ポテトピザ」は、博多の味「やまや」の明太子ポテトサラダととろけるチーズ、切り餅のコンビネーションが斬新で、お酒のおつまみとしても合いそう。
トーストで温めると、生地や具材の食感、風味が増すのでオススメです。
焼きたてのパンを楽しめるカフェメニューも豊富
赤を基調とする入口横のカフェでは、午前7時半から一日中、様々なセットメニューが楽しめます。
6種類の中から選んだのは、ベーコン、玉ねぎ、ピーマンにたっぷりのチーズをのせた「ピザトーストプレート」。厚めにカットされた食パンが香ばしく、焼きたてをその場で味わえるなんて幸せ♡
サラダやヨーグルトまで丁寧につくられていて、ほっこりした気分になりました。
店内で購入したパンを温めてくれる優しいサービスもあり、ドリンクだけの利用も可能☆
JRやバスなどの公共交通機関、宿泊施設からのアクセスも良く、観光の合間に立ち寄るにはとても便利。美味しい旅の思い出にいかがですか。
※令和4年5月現在の情報です。
店舗情報
- 店舗名
- パン工房 天秤座
- 電話番号
- 093-321-3411
※お問合せまたはご予約の際は「あつキタ」を見たとお伝えいただくとスムーズです。
- 住所
- 門司区本町2-10 サンリヤン門司港1F
- 営業時間
- 平日・土曜日 7:30〜18:00(LO.16:00)日曜日 7:30〜14:00(LO.13:00)
- 店休日
- 第2・第4木曜日
- 駐車場
- なし(近くにコインパーキングあり)
- ホームページ
- http://www.tenbinza.net/
この記事を書いた人
あらい くまこ
空の雲でさえ、綿飴に見えてしまうほど食いしん坊なフリーライター。食べ物を目当てに国内外を旅した機会は数知れず。食品開発、スイーツ店勤務の経験も持つ。市内の産婦人科内のサロンでアロマセラピストとしても活動中!