辻利茶舗 京町本店
パン・スイーツ
小倉の街なかでホッとひと息 老舗茶屋の甘味処
2022年6月1日
北九州で約100年、愛され続ける「銀天街」のお茶屋さん
「京町銀天街」は、紫川の常盤橋から東に200mほど続くアーケード商店街。
天井から筆文字のユニークな川柳が掲げられ、川柳通りとしても親しまれています。
クスっと笑える言葉の綾を楽しみながら、「辻利茶舗 京町本店」を訪ねました。
辻利茶舗は、来年でちょうど100年を迎える小倉のお茶屋さん。
大正期(1923年)に京都の「辻利」が小倉に支店を出し、そのまま独立して商売を営むようになりました。
九州産の茶葉を中心に質の良いお茶を選りすぐり、日本茶からスイーツまでさまざまな商品をそろえています。
2010年には台湾へ出店し、現在の海外店はアジア、北米、欧州に約40軒。北九州市から世界に抹茶スイーツを広げています。
極上の素材を使った自家製スイーツ
辻利茶舗 京町本店のカフェメニューは、店舗の左側にあるカウンターで注文します。
新鮮なお茶をふんだんに使った、オリジナルスイーツがずらり!
抹茶そばのランチ「にしんそばセット」(950円)もあります。
イチオシは、クラッシュした「自家製くずもち」が入ったドリンクです。
抹茶ラテ、ほうじ茶ラテ、グリーンティー、カフェラテの4種類あり、北海道産生クリームのホイップ入りも魅力的。
本くずを使ったもちもちぷるぷるの食感がたまらない、クセになるおいしさです。
老舗茶屋ならではの抹茶セットメニューも豊富です。
普段の生活ではなかなか味わえない本格抹茶を、スイーツと一緒に気軽にいただけるのはうれしいですね。
おすすめの「小倉城もなか」は、オーダー後にあんこを入れて作っています。
サックサクのもなかと、やさしい甘さのあんこ。
辻利茶舗オリジナルのこだわりスイーツです。
お抹茶はふんわりやわらかな口当たりで、さわやかな苦みがあり、もなかのおいしさを引き立ててくれます。
心からおいしい!と思えるお茶を楽しむ幸せ
店内には小型焙煎機があり、手作業で茶葉を焙煎し、ほうじ茶づくりをしています。
香ばしいほうじ茶の香りが周囲に漂い、道行く人の心も癒やしてくれます。
茶葉は、日本茶各種、台湾茶、フレーバーティーなど豊富な品ぞろえ。今の季節は新茶も並んでいます。
日本茶選びに迷うときは、気軽に店員さんに相談を。
試飲もできるので、安心して納得できる茶葉を見つけられます。
辻利茶舗は、京町本店のほかにも徒歩圏内に魚町店、小倉城店があります。
小倉でおいしいお茶を楽しみたいときは、ぜひどうぞ。
※令和4年6月現在の情報です。
店舗情報
- 店舗名
- 辻利茶舗 京町本店
- 電話番号
- 093-521-1215
※お問合せまたはご予約の際は「あつキタ」を見たとお伝えいただくとスムーズです。
- 住所
- 小倉北区魚町1-2-11
- アクセス
- JR小倉駅から徒歩約5分
- 営業時間
- 10:00~18:00(金土日祝は19:00まで)※喫茶コーナーは11:00より
- 店休日
- 元旦
- 駐車場
- なし(近くにコインパーキングあり)
- ホームページ
- https://www.tsujiri.co.jp/
この記事を書いた人
かごめ
岩手県盛岡市出身のフリーランスライター。東京、台湾、ドイツとあちこち移り住んで北九州市にたどり着き、はや20年。未知のものに対する好奇心が原動力。この街のディープな魅力をもっと知りたい、伝えたいと思っています。