うちのぱん と うつわ
パン・スイーツ
手のひらサイズのパンが名物 地域に寄り添うお洒落なパンと器の店
2023年4月3日
店主夫妻が手がける魅力的なパンとセンスの良い器に出合える
JR門司駅から徒歩5分。飲食店が立ち並ぶ路地の角地に、ナチュラルでモダンな佇まいの「うちのぱん と うつわ」はあります。
広々とした店内の片側が店主の佐藤愛子さんが手がけるベーカリー。窓際にはご主人の佐藤崇さんが作陶した器を扱うギャラリーがあります。
木の温もりを感じる対面式のショーケースには、子どもからお年寄りまでみんなに愛される定番からお菓子系、惣菜系など約40種をラインナップ。シフォンケーキ、クッキーも種類豊富なので、どれにしようか迷ってしまいそう♡
最も焼きたてが揃うのは11時半頃。土曜は殺到する日もあるので、お目当ての品があるなら早めに訪れて。
店主のご主人が小倉南区合馬に構える工房「葉々窯」の日常使いの器もぜひ。シンプルなデザインなので、贈り物やお土産にも喜ばれそう♪
小さなパンは米穀店の一角の陳列ケースから始まった!
実家の「内野米穀店」の後継ぎにして、パン職人となった店主。パンへの憧れが強かったそうで、市内の有名店での修業中にタバコの陳列ケースに合う小さなパンを並べて販売したのが「うちのぱん」の始まりです。
先代の意思を譲り受けた7年前に店舗を拡大リニューアル。大きなショーケースの一角には、当時の主役を張った小さなパンたちが並び、日常のおやつや手土産として重宝されています。
お店を訪れるのは子どもやお年寄りなど常連さんが中心。会話を大切にしているそうで、地元を愛する店主の優しさが感じられます。
名物の小さなあんぱんにクリームぱん、春の香りを味わう季節のパン
開店のきっかけは、喜界島の黒糖との出合いだったとか。黒糖を練り込んだふんわり優しい生地の「あんぱん」は、北海道産小豆の風味を生かした粒あんで、後口あっさり。
餡が苦手な人には同じ生地を使った「クリームぱん」がオススメ。ジャージー牛乳と良質な卵で作るコクのあるカスタードが秀逸です。
どちらも小さく甘さ控えめなので、つい食べ過ぎてしまいそう。
季節の素材を生かした独創的なメニューも随時開発しており、中でも春の人気商品が「桜かのこ」。もちもちの生地に桜の塩漬け、クリームチーズ、甘納豆の意外すぎるコンビネーションが絶妙。口の中で華やかな桜の香りが広がり、春を満喫できる一品です。
桜の名所&関門海峡を望む展望台etc.子どもたちも喜ぶ新スポット
JR門司駅を正面に山手に向かう不老通りを抜けて徒歩7分。旧門司競輪場跡地に新設された「大里公園」では、3歳以上の子どもが遊べる大型遊具のほか、ドッグランも可能。
近くの展望台からは関門海峡や響灘、市街地に対岸の下関まで見渡せます。桜の名所なので、絶好のパン日和を楽しんで。
※令和5年3月現在の情報です。
店舗情報
- 店舗名
- うちのぱん と うつわ
- 電話番号
- 093-381-0884
※お問合せまたはご予約の際は「あつキタ」を見たとお伝えいただくとスムーズです。
- 住所
- 門司区高田1-10-7
- 営業時間
- 月〜金曜 8:00~18:00 土曜 8:30~17:00 ※パンがなくなり次第、閉店。
- 店休日
- 日曜・祝日
- 駐車場
- あり(4台)
この記事を書いた人
あらい くまこ
空の雲でさえ、綿飴に見えてしまうほど食いしん坊なフリーライター。食べ物を目当てに国内外を旅した機会は数知れず。食品開発、スイーツ店勤務の経験も持つ。市内の産婦人科内のサロンでアロマセラピストとしても活動中!