ベーカリーさくらい
パン・スイーツ
「生フランス」が話題!創業75年を迎える老舗の人気パン店
2023年6月1日
“本物”の素材にこだわって、安心して楽しめるおいしさを
海と山に恵まれた若松区の頓田貯水池を中心に広がる、北九州市内最大の都市公園「響灘緑地」。大芝生広場や熱帯生態園、バラ園、世界最長のブランコ、キャンプ施設、ひびき動物ワールドなどがある「北九州市立響灘緑地/グリーンパーク」には、世代を問わず多くの人が訪れます。
そこからJR二島駅方面へ車で約5分、静かな住宅街に佇む「ベーカリーさくらい」。創業は何と1949年。長年、国道199号沿いの店舗で営業していましたが、2022年12月に現在の場所に移転。リニューアル後もますます人気で、遠方から足を運ぶ人も増えたといいます。
守り続けているのは“本物”の素材にこだわること。添加物や防腐剤は使わず、時間と手間をかけて、安心して楽しめるおいしいパンを毎日作っています。
次々に焼き上がる多彩なパンは、選ぶのに迷うのもまた嬉しい
新たな看板商品となったのが、3代目の田中慎太郎さんが考案した「生フランス」。3日間かけて熟成した生地は、外が柔らかく中はふわふわもっちりです。もともと年配のお客さんが多かったため、食べやすいフランスパンをという思いからでしたが、SNSや口コミを通じて若い人たちの注目も高まり、喜ばれる手土産として買い求める常連さんも多いようです。
昔から変わらない名物「濃厚ミルク食パン」シリーズをはじめ、カルピスバターを贅沢に挟んだ「台湾メロンパン」、生フランスの生地をカリカリふっくら揚げた新食感のドーナツなども登場。
SNS映えすると話題の可愛くておしゃれな「ニューヨークロール」は、クリームが入ったサクサククロワッサンにチョコレートとイチゴをトッピング。サイズも大きくて、上品な甘さのご褒美スイーツパンです。
2代目と3代目の真摯な思いが伝わる、愛され続けるベーカリー
こちらは定番のあんぱんと、お昼やおやつにぴったりの調理パンたち。
パン生地と具材の味付けのバランスがとても良く、どちらも主役でありながら引き立てあって、口の中で素晴らしいハーモニーが広がります。
他にスタッフさんが勧めてくれた「塩バターパン」(176円)はリッチな味わいで、塩バターパン好きな私にはたまりませんでした。
生フランスと濃厚ミルク食パン(いずれもプレーン)。
もちろんそのままでも十分ですが、少しトーストして、生フランスにはクリームチーズをのせて、濃厚ミルク食パンにはバターを塗ってみました。軽やかなようでいて、しっかりとした豊かな風味に大満足です。
2代目の博海(ひろみ)さんは息子である3代目を尊重して支え、お互いに良い影響を与えながら、パンづくりに真摯に向き合っています。これからも地域に愛されるベーカリーとして、ますます魅力を増しそうです。
※令和5年5月現在の情報です。
店舗情報
- 店舗名
- ベーカリーさくらい
- 電話番号
- 093-791-0540
※お問合せまたはご予約の際は「あつキタ」を見たとお伝えいただくとスムーズです。
- 住所
- 若松区二島5-17-50
- 営業時間
- 7:30~18:30
- 店休日
- 月曜日・火曜日 ※祝日の場合営業
- 駐車場
- あり
この記事を書いた人
sammiek
北九州を偏愛する、小倉北区生まれ戸畑区在住のライター。おしゃべりとお酒とおいしいものが好きで、「これはいい!」と感じたことを誰かに伝えずにはいられない性分。地元初&発やご当地限定には喜び勇んで飛びつき、何でもすぐに検索する調べ魔でもある。