かわいさの中に思いを詰め込んだ、町のベーカリー

夫婦の雰囲気が伝わる、とってもかわいいパン屋さん

今年から市内の夏祭りが復活するそうで、嬉しい限りですね。ユネスコ無形文化財遺産に指定された「戸畑祇󠄀園」も今年は7月22日（土）を挟む３日間で開催されます。

祭りが終わるまでは、町の至るところで祭囃子の聞こえる戸畑に、白を基調とした外観がとてもかわいいパン屋さん「B.B.B（ベーカリーブルベア）」があります。

戸畑駅から歩いて10分ほど。戸畑けんわ病院の道向かいにあります。

ナチュラルな雰囲気漂う店内には食パン、惣菜パン、菓子パンなど30種類ほどのパンが並びます。

木の扉を開けると、店の雰囲気同様とってもかわいいパンが出迎えてくれます。最近は原材料の高騰などから、どこのお店も価格が上昇傾向にありますが「B.B.B」のポリシーは「子どもも買えるようなお手頃価格のパンを提供すること」。

なるべく価格を上げないように工夫を凝らした「B.B.B」のパンは程よい大きさで、あっさりとした口当たりが特徴。子どもから年配の方まで誰もが食べやすいので、普段の食卓にぴったりです。

店舗の奥で黙々とパンを作っているのは、熊本英史さん。食品科のある高校でパンやドーナツ作りの楽しさを学んだことが、パン職人を目指すきっかけになったそうです。高校卒業後は大手ベーカリーやケーキ店などで腕を磨き、2014年に自身のお店をオープン。地域の人に愛されるお店は今年９周年を迎え、接客担当の奥様と二人三脚でおいしいパンを作り続けています。

まずは定番や季節限定のパンを味わって

左から「くまっちょ」（２つで240円）、「いのさかクリームパン」（130円）

では早速、人気の定番パンからご紹介します。熊をモチーフにした「くまっちょ」は２個セット。それぞれカスタードとチョコレートが入っています。お店のある“いのさか通り”の名前がついた「いのさかクリームパン」は、カスタードクリームの中に砂糖で甘く炒めた胡桃が嬉しいアクセントになっています。

また、パン生地で包めるギリギリのところまで滑らかにしたカスタードクリームは、何度も試作を繰り返してたどり着いた柔らかさ。カスタードクリームはパンによって種類を変えるなど、見えないところまでこだわっています。

左から「カブトムシ」「クワガタムシ」（各250円）、「塩えんどうパン」（200円）

続いては季節限定のパン。「B.B.B」では季節がイメージできる形のパンが四季折々に登場します。取材時は夏なので「カブトムシ」と「クワガタムシ」♪子どもたちに喜んでもらいたいという熊本さんの思いが伝わってきます。

また、塩えんどうが旬の期間だけ販売される「塩えんどうパン」は、北海道産小麦に塩えんどう、チーズを練り込み焼き上げた一品。おつまみにも良さそうです！

アレルギー持ちの人にも嬉しい、米粉の焼き菓子

手前から「ショートブレッド」（80円）、「クッキー」（160円）、「こめ粉のパウンド」（165円）

熊本さんはケーキ屋でパティシエとして働いていた経験を活かして、焼き菓子も作っています。米粉を使ったパウンドは、小麦アレルギーの方にとても喜ばれているそう。ちょっとした手土産にもぴったりです。

「物価の高騰で色々大変ですが、今できることをしながら、食べて笑顔になっていただけるようなパン作りをしていきたいです」と話してくれた熊本さん。多くの方に「B.B.B」のパンを知ってもらうため、タイミングが合うときはイベントなどにも参加しているそうなので、詳細はお店のS N Sをチェックしてみてください！

※価格はすべて税込み。令和５年６月１日現在の価格です。

店舗情報

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