平塚明太子専門店
テイクアウト・お土産
辛さと旨味の相乗効果でクセになる、made in 北九州の明太子
2022年5月2日
「日本一辛い明太子」発祥の地、枝光本町
開業した「THE OUTLETS KITAKYUSHU 」から歩いてすぐの場所にある枝光本町。
演劇やイベントなど、さまざまな形で利用できるコミュニティースペースがあったり、カジュアルフレンチのオーナーが手掛けたスープ専門店がオープンしていたり、青果・精肉・衣料品店など、約30店舗が営業している枝光本町商店街があったりして、面白い出会いがある町です。
そんな枝光本町で、堂々とした店構えが存在感を放つ「平塚明太子専門店」。
昭和46年に、枝光商店街内の「諏訪市場」で小さな商店として明太子を作り始めたそうですが、「福岡の明太子はどの店も同じ味がする」と言われたことにショックを受けた先代が、「平塚にしか出せない味を作ろう!」と一念発起し、現在の9種類(10段階の辛さ)を開発。
やがて「日本一辛い明太子」は評判となり、その人気は全国区に。
「北九州名物の明太子」としても、北九州市民には馴染みのお店です。
店内のショーケースには、1,080円から購入できる明太子がずらり。
自宅用、贈答用と、用途に合わせて選べます。
中には本店でしか購入できない特別な明太子「激激辛」もありました!
しっかり熟成させた、まるで漬物のような明太子
実はわたくし、平塚明太子は今回が初体験。もちろん昔から名前は知っていましたが「日本一辛い」なんてキャッチコピーにビビってしまい、食べたことがありませんでした。
まずは「中辛」を試食。想像していたより辛みがマイルド!何より驚いたのは、口に広がる深い旨味。
「社長と奥様しかレシピを知らない門外不出のタレに1カ月以上漬け込むことで、味が熟成され、深い味わいを生み出しているんですよ」と話すマネージャー島田さんの説明にも、思わず納得です。
「真子の中までしっかりタレに漬け込む」ことが平塚明太子の肝なので、販売する際はタレも一緒にたっぷり注いでくれます。
そしていよいよ「中辛」と同じく、高い人気を誇るという「激辛」にも挑戦。
もちろん「中辛」より断然辛いのですが、「辛いけど…もう一口!」と箸が進むのは、後から押し寄せる旨味の存在があるから。
なお10段階ある辛さは、単に「辛さ」に差をつけているだけでなく、それぞれのタレの味付けも全て変えているそう。食べ比べて、自分の好みに合った明太子を見つけられるのも、平塚明太子の醍醐味です。
明太子と一緒に楽しみたい加工品の数々
「秘伝のタレだけ売ってほしい」など、お客様からさまざまな要望があるらしく、店内には明太子を使った加工品も色々ありました。
取材でお邪魔した時も「最近TVで、有名な力士が”好きな明太子”として紹介してくれたお陰で大量に注文が来ている」と忙しそうでしたが、量産型にはせず、丁寧な手作りにこだわるのが平塚明太子専門店のポリシーです。
秘伝のタレに丁寧にじっくり漬け、熟成させた北九州名物の辛子明太子は、枝光本店、小倉店、門司港店、北九州空港店などの直営店のほか、小倉井筒屋など百貨店でも購入できます。
※価格はすべて税込み。令和4年5月現在の価格です。
店舗情報
- 店舗名
- 平塚明太子専門店
- 電話番号
- 093-671-0846
※お問合せまたはご予約の際は「あつキタ」を見たとお伝えいただくとスムーズです。
- 住所
- 八幡東区白川町1-5
- 営業時間
- 10:00~19:00
- 店休日
- なし
- 駐車場
- あり
この記事を書いた人
タニグ
かつて北九州に存在したタウン誌の編集部OG。当時は1日5件という鬼のような飲食店取材も何食わぬ顔でこなしていたけれど、今は食べ放題と脂っこいものがNGなお年頃になったフリーのライター。オジ様率の高い食堂や居酒屋を好みます。