株式会社スピナ(堅パン課)
テイクアウト・お土産
大正時代の官営八幡製鐵所から誕生した、北九州名物「くろがね堅パン」
2022年7月1日
製鐵所で生まれた「堅パン」は、鉄のように堅い!?
北九州土産のお菓子といえば「くろがね堅パン」。「くろがね」=鉄を意味するネーミングのとおり、とにかく堅いのが最大の特徴。お土産として誰かにあげるときには必ず
「そーとー堅いけ、気をつけりね~」
と一言添えるのがマストなんです。
そんな「堅パン」の誕生は、大正時代の官営八幡製鐵所。(←平成27年に世界文化遺産にも登録されました。)
製鐵所は昼夜を問わず稼動し続けていたため、従業員の栄養補助用に作られたものが「堅パン」のはじまり。しかも、長期保存できるように水分を極力少なくしたことで、鉄のように堅いお菓子ができたんだとか。その賞味期限の長さもあり、今では非常食・保存食としても親しまれているお菓子なんです。
安心・安全な材料のみ。甘さ控えめな北九州銘菓
「くろがね堅パン」の原材料は、小麦粉、砂糖、加糖れん乳、と安心・安全な材料で作られています。サイズはちょうど名刺サイズ。風味はビスケットに近いかも?
噛めば噛むほど口の中に素朴な味わいがずーっと続くから、食べごたえも◎。堅いものを食べることで咀嚼回数も増え、健康な身体づくりにつながるといわれています。お子さまの「歯がため」に利用される方も多いそうですよ。
食べ方いろいろ。アレンジ・レシピも楽しんで
そして、「堅パン」には独特の楽しみ方も。牛乳、コーヒー、お茶にひたせば柔らか食感でさらに食べやすく♪ また、牛乳に一晩ひたしてフライパンで焼けばフレンチトーストに、とアレンジいろいろ。
私のおすすめは“クッキー&クリーム”ならぬ「カタパン&クリーム」!「堅パン」を細かく砕いてアイスクリームと混ぜるだけ。冷凍庫で少~し寝かせると、「堅パン」本来のサクサク感と柔らか生地が絶妙MIX♪ ぜひ試してみて!
もっちり美味!スティック状の「くろがね羊羹」
こちらも大正時代、官営八幡製鐵所で生まれた銘菓。灼熱の工場内で疲労回復のために「甘いものを」、と作業服のポケットに入れておけるスティックタイプになったんだそう。「銘菓くろがね羊羹」は当時と変わらない製法で作られている、こしあんの練羊羹。この夏(7月中旬~)、新パッケージにリニューアルし、ますますお土産にぴったりのスタイルになりました。
「くろがね堅パン」も「くろがね羊羹」も、サイズがコンパクトなので、お土産にかさばらないのがイイ!価格もお手頃だから、大量のお土産にも便利です。北九州の歴史がつまった銘菓をぜひ!
<北九州市内の主な販売店>
・JR小倉駅(小倉銘品蔵、おみやげ街道・おみやげ市場・九州恵みの玉手箱)
・JR黒崎駅(ファミリーマート黒崎銘品蔵)・北九州空港(井筒屋、JALUX)
・いのちのたび博物館・門司港(北九州おみやげ館・レトロ菓子館)・高速九州道吉志PA売店(上り・下り) ほか、スピナ、西鉄ストアなど主要スーパーや井筒屋など。(詳細はホームページへ)
<PHOTO/かごめ>
※令和4年6月現在の情報です。
店舗情報
- 店舗名
- 株式会社スピナ(堅パン課)
- 電話番号
- (問合せ)093ー681-7350
※お問合せまたはご予約の際は「あつキタ」を見たとお伝えいただくとスムーズです。
- 住所
- 八幡東区平野2丁目11ー1
この記事を書いた人
NASSE MIHO
NASSE編集部スタッフ。食べることが大好き。NASSE読者さんたちで作る「競馬女子部」メンバーでもあり、小倉競馬開催時はほぼ出没中。推し活にいそしむカメラ女子でもある。日課は愛犬との散歩。