てるちゃんのバナナジュース
テイクアウト・お土産
看板娘は71歳のお母さん!思い出レシピで作る完熟バナナジュース
2022年9月1日
栄町銀天街のディープな路地裏にある新スポット
明治以降、門司港の最盛期を支えてきた「栄町銀天街」。
アーケード入口からすぐ。黄色い看板を目印に路地へ進むと、老舗割烹や居酒屋、レトロな喫茶店が軒を連ねる下町風の「栄小路」にたどり着きます。
昨年4月にオープンしたのが、「バナナの叩き売りの発祥地」にして初のバナナジュース専門店。多くのリピーターが訪れるほどの人気店です。
てるちゃんのバナナジュース誕生ものがたり♡
笑顔で出迎えてくれたのは看板娘の“てるちゃん”こと、71歳の菊池照代さん。実は夫の正幸さんと老舗印章店を営みながら、7人息子を育て上げた超パワフルなお母さんなのです。
六男の勇太さんが病気を患っていた幼少期に、てるちゃんがよく作っていたのがバナナジュースでした。現在は地元でゲストハウスや飲食店を運営する勇太さん。甘くて優しい母の味をふと思い出し、出店を決めたそうです。
すっかり人気者のてるちゃんですが、1週間のうち、お店に立てるのは数時間。”私に会えたらラッキーよ!”とにっこり。てるちゃんに会えると、スタンプカードを1つ多く押してもらえる特典もあるそうですよ。
牛乳or豆乳ベースが選べる、完熟バナナジュース
“てるちゃんのバナナジュース”のレシピは至ってシンプル。砂糖や香料は使わずに完熟バナナの甘みとベースの牛乳or豆乳だけで作られているのです。
今回は珍しい豆乳ベースを注文してみました。スッキリとした飲み口の牛乳ベースに比べると、バナナの甘みが引き立ち、とろっと濃厚なコクを楽しめます。
カップは370mlとたっぷり飲めるサイズなので、夏の疲れが出やすいこの時期の栄養補給に良いですね。
地域のチカラが結集した、新定番スイーツたち
根強いファンの多いスイーツも見逃せません。作っているのは、地元にある国産小麦を使ったパン屋「まるこまぱん」さん。
ジュースと同じ完熟バナナを使った「てるちゃんのバナナケーキ」は、しっとり感のある生地に果肉がギッシリ。優しい甘さで、バナナジュースのお供にも良さそう。
フランス生まれのレモンケーキ「ウィークエンド・シトロン」は、勇太さんが下関在住の仲間たちと3年後の収穫を目指す関門産「海峡レモン」のプロジェクト商品。現在は瀬戸内産と佐伯産レモンを使用しています。
しっとり食感の生地とアイシングシュガーの甘酸っぱい風味が口の中に広がり、衝撃の美味しさでした。
どちらもひと切れずつ包装されていて、ラッピングも可能なので、お土産にぴったり!「てるちゃんのバナナジュース」と系列店の「門司港レモネード専門店SICILIA」で購入できます。
※令和4年9月現在の情報です。
店舗情報
- 店舗名
- てるちゃんのバナナジュース
- 電話番号
- 080-8374-2042
※お問合せまたはご予約の際は「あつキタ」を見たとお伝えいただくとスムーズです。
- 住所
- 門司区栄町7−5
- 営業時間
- 11:00~17:00
- 店休日
- 火・水曜日
- 駐車場
- なし(近くにコインパーキングあり)
この記事を書いた人
あらい くまこ
空の雲でさえ、綿飴に見えてしまうほど食いしん坊なフリーライター。食べ物を目当てに国内外を旅した機会は数知れず。食品開発、スイーツ店勤務の経験も持つ。市内の産婦人科内のサロンでアロマセラピストとしても活動中!