丸窓(まるまど)天ぷら店
テイクアウト・お土産
1日1000枚以上!午後には売切れ必至の揚げたてふわふわ天ぷら
2022年3月2日
創業100年の老舗が守り続ける味
若松区の渡船場や若松駅から、それぞれ500mほどのところにある「大正町商店街」横の通りを抜けると見えてくる「揚げたて天ぷら」の青いのぼり。
はやる気持ちを抑えながら足早にお店に到着。天ぷらを揚げるいいにおいがします。看板にある通り、創業100年を超える有名な老舗です。
1日になんと1000枚以上売れるという天ぷら。いつも行列ができ、お昼過ぎには売り切れてしまうほど。午後からは予約分をどんどん揚げますが、1人で何十個と買い求める常連さんが絶え間なくやってきます。
天ぷらは通常「白天」「きくらげ天」「野菜天」の3種類でいずれも1つ90円。見事な手さばきで次々と油に投入されていた野菜天がちょうど揚がるところでした。
こちらが、いわゆるプレーンな白天。もちろんふっくら揚げたてです。
創業はこの1種類だけだったという、きくらげ天。一番人気です。
やみつきになる食感を生み出す秘密
その場でアツアツをハフハフいただきました!
ここの天ぷらの魅力は何といってもふわっふわの食感。その秘密は、イトヨリダイのみのすり身を使い、早朝から5時間かけて石臼で丁寧に練り上げているから。油は創業時より「菜種 白絞油」にこだわり続け、変わらないおいしさを支えています。そしてその日のうちにすべて売り切ります。
実際に食べてみて、きくらげ天が一番人気の理由が分かりました。魚の風味をしっかり感じるふわふわな天ぷらと、コリコリしたきくらげがとても合うんです。ぺろりと1枚いけました。おやつにもおかずにもおつまみにもぴったりで、これはやみつきになります。
出あえたらラッキー!幻の角天
さて実は…丸窓には幻のレア商品があります。それがこちらの「角天」。
販売する日や時間などは決まっておらず、常連さんでもまだ出あえていない人もいるとか。他の3種類とは異なり、すり身生地を型にはめて一晩寝かせ水分を飛ばしているので、弾力がありもちもち。つまみやすくて、食べ始めたら箸ならぬ指がもう止まりません。
当日分が終了した午後も大量の予約分を揚げては袋に詰め、ずっと慌ただしい中、店主の奥様とご家族の朗らかな雰囲気も素敵です。10個購入で1個サービスという優しさにもうれし泣き。
1~2個なら当日早めに行って、店頭で揚げたてを頬張るも良し。数が多い場合や、確実に入手するには電話予約がおすすめ。地方発送にも対応してくれます。
※令和4年3月現在の情報です。
店舗情報
- 店舗名
- 丸窓(まるまど)天ぷら店
- 電話番号
- 093-751-0108
※お問合せまたはご予約の際は「あつキタ」を見たとお伝えいただくとスムーズです。
- 住所
- 若松区浜町2丁目2-19
- 営業時間
- 10:00~17:00 ※なくなり次第終了 ※予約の場合は17:00まで取り置き
- 店休日
- 日曜日、祝日
- 駐車場
- なし
この記事を書いた人
sammiek
北九州を偏愛する、小倉北区生まれ戸畑区在住のライター。おしゃべりとお酒とおいしいものが好きで、「これはいい!」と感じたことを誰かに伝えずにはいられない性分。地元初&発やご当地限定には喜び勇んで飛びつき、何でもすぐに検索する調べ魔でもある。