味屋(みや)
テイクアウト・お土産
お客さんの笑顔のために“安くておいしい”を貫きます
2023年5月1日
昔懐かしい小判焼きと日替わり弁当のお店
普段の移動はもっぱら車な私。仕事柄、飲食店などは運転中もやたらと目に飛び込んできます。ここ「味屋」はいつも見かけていたものの、訪れたことがなかったお店のひとつ。今回の取材で初めてお邪魔することができました!
駐車場は店の裏手に1台分あるそうですが、知らなかった私は近くのコインパーキングに車を停めて、いざ入店です。
「味屋」(みや)は2005年に店主・中野佐智子さんが自宅の一部を改装してオープンさせました。開業のきっかけは、中野さんが高校生の頃、南小倉駅近くで帰宅途中によく買っていた「小判焼き」。懐かしくてふと食べたくなるものの、残念ながらお店は無くなっています。「だったら自分で思い出しながら再現してみよう!」と思いたちました。
現在は7種類の「小判焼き」と、調理師免許を持っている中野さんが手作りする「日替わり弁当」(400円)を販売しています。(お弁当は14時までの販売で、事前予約が必要。食べられない食材なども、伝えれば除外して作ってくれるそうです!)
どちらも店内のカウンターで食べることもできますが、ほとんどの方がテイクアウトするそうです。
特注の鉄板と、オリジナルの紙袋
早速、お目当ての「小判焼き」を注文します。小判焼きは注文が入ってから焼き始めるため「電話注文してもらえたら、お待たせせずに渡せますよ」と中野さん。材料を流し込んでいる小判型の鉄板は、知り合いを通じてオーダーした特注品!回転饅頭のような丸い形だと具がうまく収まらないそうですが、小判型だといい具合に収まるそうです。
小判焼きのラインナップは、小倉あん、白あん、カスタード(各120円)、ベーコンエッグ、カレー、ピザ風、お好み焼き風(各150円)の全7種類。今回私がオーダーしたのは、一番人気の「ベーコンエッグ」と二番人気の「カスタード」です。
「ベーコンエッグは老若男女問わず人気なんですよ。特に年配の人だと、朝ごはんにちょうどいいから、と言って買っていきます」。もちろん、子どものおやつにもぴったりです。
小判焼きが焼きあがるまで、とっても明るい中野さんとしばしお喋りタイム。「お弁当もそうですが、かなり価格がお安くないですか?」と尋ねたところ「子どもたちも買いに来るし、値上げはなかなかできんよね〜」と苦笑い。
その分、アイデアマンの中野さんは包装にひと工夫。新聞紙で作った手作りバッグに商品を入れて渡しています。「新聞が湯気を吸ってくれるので、焼きたての小判焼きがベチャッとするのを防げるんよ」。破れないように補強もしっかりされており、かなり優れものです♪
優しさが詰まった小判焼きは誰もが大好きな味
断面写真が撮りたかったので、取材後に熱々を持ち帰りました!ほんのりと甘い生地に、具材がぎっしり詰まっています。ベーコンエッグは名前の通り、ベーコンと玉子に加え、キャベツ、チーズ入り。生地の甘みとベーコンやチーズの塩味、マヨネーズのコクが三位一体となっていて、誰もが好きな味わいです♪
カスタードは甘いものが食べたい時にピッタリ。とはいえ、くどくない甘味なので最後まで美味しく味わえます。
サイズは大人の手のひらほどあるので、1つ食べるとお腹いっぱいに!
「物足りないのが好きじゃないし、お腹いっぱいになって、喜んでもらえたら嬉しい」と中野さん。
子どもはもちろん、大人にも嬉しい「小判焼き」。
懐かしい味わいを、家族みんなで楽しんでください♪
※価格はすべて税込み。令和5年4月現在の価格です。
店舗情報
- 店舗名
- 味屋(みや)
- 電話番号
- 090-4474-8805
※お問合せまたはご予約の際は「あつキタ」を見たとお伝えいただくとスムーズです。
- 住所
- 戸畑区三六町1−23
- 営業時間
- 10:00〜18:00
- 店休日
- 日曜日、平日は不定休
- 駐車場
- 有り(店の裏側に1台)
この記事を書いた人
タニグ
かつて北九州に存在したタウン誌の編集部OG。当時は1日5件という鬼のような飲食店取材も何食わぬ顔でこなしていたけれど、今は食べ放題と脂っこいものがNGなお年頃になったフリーのライター。オジ様率の高い食堂や居酒屋を好みます。