暮らしにときめきをプラス　国内作家の個性が光る器とセレクト雑貨店

伝統×新しい感性を加えた上質な逸品との一期一会

旅先の路地裏でふとセンスの良いお店に出会ったとき、自分だけの隠れ家を見つけたようでうれしくなりますよね。

てるちゃんのバナナジュースの2軒隣の「栄小路」にあり、かつては名物ハヤシライスで知られた「喫茶 放浪記」の跡地。

そんな期待に応えてくれたのが、「栄町銀天街」の路地裏に誕生した、うつわとライフスタイル雑貨「KOGU」です。

約70年の木造民家をセルフD I Yでリフォーム。白を基調にアンティーク調のランプやステンドグラスを配した窓など温かみのある空間が素敵♡

店内には沖縄の陶芸作家の器を中心に、国内のハンドメイド作家のアクセサリーや柱時計、アロマ雑貨、調味料など作り手の温もり溢れる一点物ばかり。珍しいものも多く、見れば見るほど驚きと発見の連続です。

異業種からの転身。移住した2人がたどり着いた門司港の魅力

笑顔で出迎えてくれたのが、店主の佐野美弥子さんと木村理香さん。新潟と埼玉出身のお二人は、東京の大手電機メーカーでIT関連のエンジニアと秘書をしていた頃の元同僚だとか。

つるバラの若葉が爽やかにお出迎え。淡いグリーンの縁取りに鉄枠がはめ込まれた窓、コーヒーの焙煎機のオブジェなどノスタルジックな雰囲気に胸キュン♪♪

出店候補地として最初に訪れた場所が門司港だったそうです。尾道、小田原、真鶴も回りましたが、出会った人たちとのご縁を決め手に、昨年の暮れに移住しました。

「門司港の人は世話好きで、心通い合える町ですね。昔から訪れる人を受け入れてきたDNAが根底にある。大型船が行き交う関門海峡を見るたびにここが居場所なんだなと実感します。懐かしさと新しさが共存する門司港駅も好きで、お店の商品選びにも通じるものがありますね」。

おうち時間を心豊かにする人気作家の器と門司港限定のぽち袋

沖縄在住の作家・徳尾聡さんの「十九三窯」の器が普段使いに根強い人気。鮮やかな海色を器に映した一枚は風合いや形状、模様の入り方がそれぞれ違うのが魅力です。

沖縄にある陶芸工房＆SHOP「アトリエクッチャネ」さんが手がけたマグカップは、ポップな雨のしずく柄が可愛くて、毎日のお気に入りになりそう。

写真手前から＜十九三窯＞「青」シリーズ「7寸皿」4,400円、「4寸皿」1,650円、＜陶芸工房＆SHOP アトリエクッチャネ＞「カプチーノマグ」（クリーミードット雨）3,850円。

門司港のお土産に勧めてくださったのが、観光名所や名物を一枚一枚切り絵で施した「ぽち袋」。色付きのカードが入っているので、メッセージを書いて贈るのもオシャレ♪

東京都在住のハンドメイド作家・tomojyoさんが手がける「ぽち袋」各400円。写真はKOGUでしか買えない門司港オリジナル（関門橋・旧門司税関・門司港駅・バナナ・とらふぐ）。

夏の体に優しいカフェドリンクメニューも楽しめる

夏のテイクアウトメニューとして、沖縄原産のハーブやフルーツをふんだんに使ったコーディアルソーダとチャイが登場。

写真左から「クランベリーソーダ」440円、「シトロンフロートソーダ」470円、「黒糖アイスチャイ」420円。

爽やかな飲み口の「クランベリーソーダ」は、クランベリーにシークァーサーなどの柑橘類と島生姜、月桃葉などをブレンドしたもの。スイーツ感覚で楽しめる「シトロンフロートソーダ」は、柑橘類とバニラアイスが相性抜群です。

純黒糖を使った「黒糖アイスチャイ」は、ミルクとスパイスの口当たりが優しくクセになりそう。

入口付近にある木製カウンターでは、イートインも可能。気さくな店主たちとの会話も楽しく、新たなコミュニティとして愛されそう。

5月第4土・日曜には、日本三大みなとまつりの一つ「門司みなと祭」が開催され、祝賀パレードや帆船の船内見学、バナナの叩売りなど町中が賑わいます。散策のお供に体に優しいドリンクはいかがですか。

※令和5年4月現在の情報です。

店舗情報

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