いづつや饅頭(小倉井筒屋)
テイクアウト・お土産
【動画あり】見ても食べてもクセになる♪ デパ地下名物!いづつや饅頭
2022年3月1日
駅近のお散歩コース
小倉駅前から約600m。賑やかな商店街を通り抜けた先にある、北九州市民御用達の老舗百貨店、井筒屋(いづつや)。傍らには、水辺の景色が爽やかな紫川(むらさきがわ)があり、憩いの場として整備された川沿いの一帯は、お買い物ついでの散歩や、お仕事の合間のちょっとした息抜き、さらには、北九州における観光名所巡りの「箸休め」で足を向けるには、もってこいの場所かもしれない。
お店紹介&名物饅頭
さて、「北九州でデパートといえば?」と問われたら、多くの市民が「井筒屋!」と即答するぐらい地元に親しまれる百貨店には、やはり市民に長く愛されている名物饅頭が!
その名も、ド直球で豪速ストレートな「いづつや饅頭」。
小倉井筒屋本館正面口の脇にある階段を下りた地下1階。いわゆるデパ地下に、その販売コーナーがある。
いづつや饅頭は、「今川焼き」とか「回転焼き」と呼ばれる和スイーツに見た目は似ているが、大きさはひと口サイズの小ぶり。口あたりのよいふわふわ食感の生地と、上品な白あんの甘さで、「いくつでもいける!」と思えるほど。
しかも、1個35円(2022年2月現在)と、驚きの低価格。やさしい味に加えて、お財布にもやさしいとあって、市民のおやつとして大人気。取材時も、平日にもかかわらずひっきりなしに、いづつや饅頭を求めるお客さんが来店していた。
【動画】クセになる饅頭製造機
いづつや饅頭の人気の理由は、それだけではない。
販売コーナーに据えられた自動饅頭製造機の、「カチャン、カチャン」というノスタルジックな機械音と、なんともいえず愛らしいリズミカルな動き。饅頭が次第に出来上がっていく工程が窓越しに見え、つい引き寄せられてしまう。
取材に対応してくれた方の話によると、記録が残っていないため詳細はわからないものの、少なくとも60〜70年ほど前から、このスタイルで販売しているのだとか。
製造機は、もともと福岡県糟屋郡古賀町(現在の古賀市)にあった鉄工所が造ったもので、時の流れのなかで廃業。愛知県にある会社が引き継いで、機械自体も何台か入れ替わっているらしい。
「休日には、ずっと窓に張りついて食い入るように見ているお子さんもいますよ」という話には、「それって、まんま、幼かった頃の自分だ!」と気づいて、少々恥ずかしくなった半面、今の子もそうなんだと知り、不思議な連帯感とうれしさが一緒に込み上げてきた。(^_^)
いづつや饅頭が出来上がるまでの楽しい動画はこちら。
※令和4年4月現在の情報です。
店舗情報
- 店舗名
- いづつや饅頭(小倉井筒屋)
- 電話番号
- 093-522-3111(代表)
※お問合せまたはご予約の際は「あつキタ」を見たとお伝えいただくとスムーズです。
- 住所
- 小倉北区船場町1-1
- 営業時間
- 10:00〜19:00
- 店休日
- 不定休
- 駐車場
- あり(新館地下駐車場、馬借駐車場、大手町駐車場)
- ホームページ
- https://www.izutsuya.co.jp/
この記事を書いた人
エクレール金泉堂
おいしいもの探しの好きなライターとフォトグラファーによるくいしんぼユニット。ユニット名の『エクレール金泉堂』は、児童小説『チョコレート戦争』に登場する洋菓子店とその店の名物菓子から。