鮮度抜群の真だこが自慢。ふわとろ生地がたまらない大玉のたこ焼き

親子２世代が足繁く通う地元のソウルフード♡

栄町銀天街の東口から山手側に伸びるアーケードを出てすぐ。仲町通りの角に佇むテイクアウト専門のたこ焼き店「たこ膳」に到着！

10年前に小原市場の角から真向かいに移転。子どもたちが大好きなキャラクターたちのオブジェとピンク色の外観が目印です。

「門司港が好き」と話す生まれも育ちも若松出身の店主の島津美知代さん。地域に根づくお店にしたいと息子の善尚さんとお二人で営んでおり、子どもから年配層まで幅広く愛されています。

70歳をきっかけにお店のインスタグラムを始めたという店主の島津美知代さん（＝写真）。企画から撮影、編集まで手がけているそうで、思わず笑ってしまうようなユニークな内容も。“会うだけで元気をもらえる”と話すお客さんが多いのも納得です。

ねじりハチマキ姿がトレードマークの島津さんですが、50歳まではごく普通の主婦だったそうです。友人のたこ焼き店の手伝いを機に、25年前に「たこ膳」を開店されました。

当時はインターネットが普及しておらず、TVの情報番組が主な情報源。東京・大阪のTV局に業務用たこ焼き器のメーカーを尋ね、自身で描いた設計図をもとに発注。大玉のたこ焼きの原点となりました。

美味しいものを提供したい一心で選んだ一級素材

「たこ膳」の一番のウリは、毎日中央卸売市場から丸ごと1匹を仕入れる “真だこ”。

「素材にこだわりはないのよ！」と言いつつも、小麦粉は地元の有名うどん店、ソースはたこ焼き店、天かすは天ぷら専門店と、その道のプロに教えてもらった上質なものばかり。繊細な舌を持つ島津さんだけにその味は確かです。

真だこは冷凍を使用せず、ボイルしてその日に仕入れた分量だけを包丁で丁寧にカット。撮影用に特別に皿に乗せてもらったのですが、大きくて鮮度抜群なのが写真からも見て取れます。

センスの良い紙箱に詰めてくださったので、早速、自宅に持ち帰って実食です！

題字は、店主の美知代さんが心を込めて筆ペンで書いたもの。環境にも優しい紙箱で、電子レンジでこのまま温め直すことができます。ちょっとした手土産にも喜ばれそう。

２つの味が選べるたこ焼きと新名物のやきそば

濃厚な味宝卵（みほうらん）を使ったふわとろ生地の中に歯ごたえのある真だこ、広島産のイカ天の旨み溢れる天かす、ネギがたっぷり。味はソースor塩の2種類の中から選べます。

“大ぶりの真だこ”を味わえるスペシャルな「たこ焼き」（ソース味・1パック8個入り）600円。しっかり油切りされた天かすの後口も良く胸焼けしないのもうれしい。

数時間寝かせた特製ソースは、まろやかでフルーティーな仕上がり。上質な鰹節が踊る生地と真だこの甘みを引き立て、辛子マヨネーズともよく合います。

上品な味わいが楽しめるたこ焼き（塩味・1パック8個入り）600円。常連客の間では、たこ焼きを3パック買うとお得な1,700円になることが昔から定着しているのだそうです。

海水100％の焼き塩をたこ焼きの上に振りかけた塩味も絶品。生地や真だこの美味しさがより感じられます。大玉ながらもう1個、あと1個とあっという間に完食してしまいました。

どちらも食べたい人は、「塩2個、ソース6個」など8個以内なら偶数単位でカスタマイズが可能。鰹節なし、塩味に辛子マヨネーズ、一味ありなど好みにも応じてくれるので、注文の際にひと言添えて。

こんもりと盛られたやきそば（1パック）600円。宮崎・鹿児島産の豚肉にこだわり、シャキシャキ感のあるキャベツ、もやしなど麺に負けないくらいに野菜もたっぷり。

ボリューム感のある「やきそば」も人気です。もちもちの麺に脂身の少ない九州産の豚肉、野菜がバランス良く入っていて栄養満点。秘伝のブレンドソースが優しく絡み、大満足でした。味宝卵の目玉焼き(プラス100円) を乗せてもGOOD！

どちらのメニューも注文を受けてから焼き始めるため、約10〜15分は待つ可能性もあるとか。その日の真だこがなくなり次第、閉店するため、必ず事前に電話でご予約を。

※令和5年12月現在の情報です。

店舗情報

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