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芋専門店 芋伝説

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テイクアウト・お土産

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ブームの先駆け!? 33年前に芋マニアが開いた焼き芋と芋スイーツの有名店

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店主はさつま芋に人生を捧げた門司港の人気者

栄町銀天街の入口そばにある「芋伝説」は、焼き芋と芋スイーツのテイクアウト専門店。全国のTV番組でも紹介されている門司港の名物店です。

山手方面の「門司港レトロ 栄町銀天街入口」のバス停すぐ近く。平成3年(1991年)3月3日に開店し、令和6年の今年34年目を迎えます。

全国各地で急増中のさつまいも専門店ですが、38年前(昭和61年)にいち早くさつま芋の魅力に気づいた一人の男性がいます。それが「芋伝説」店主の大野公嗣さんです。

下関市内の青果店に勤めていた頃、冬になると焼き芋を販売していました。店長がいない隙につまみ喰いした“紅あずま”は栗のような色合いと甘さで、あまりの美味しさに衝撃を受けたといいます。

“焼き芋機は僕の相棒”と話す店主の大野さん。撮影用に皮を剥いて中を見せてくれました。サービス精神旺盛な方で、話の途中に時折、得意のモノマネや歌を挟んで笑わせてくれます。

5年後には「芋伝説」を開店。現在は奥さまと二人三脚でお店を切り盛りされています。

「毎日さつま芋を食べないと身体の調子が悪くなる」という“さつま芋愛全開”の大野さん。人生には不可欠で、大切なことを教えてくれる師匠であり、心の友のような存在だとか。

長年の職人技でじっくりと焼く至極の「焼き芋」

さつま芋は主に地元の仲卸から仕入れた生芋を使用。

6〜8月は超早掘芋の土佐紅・宮崎紅・紅さつま、8月〜9月は早掘芋の鳴門金時、旬を迎える9月〜翌年4月はシルクスイート、紅はるかなど季節ごとの品種を楽しむことができます。

段ボールの中に無造作に並べられた名産各地のさつま芋。珍しい品種も多く、福岡県産芋からしっとり系の熊本県産西原「シルクスイート」、ねっとり系の大分ちとせ村「紅はるか」など、味の好みが分かれそう。

取材当日は、熊本県産西原「シルクスイート」を試食させていただきました。

焼き芋機で1時間以上かけて火加減を調整しながら焼くのはまさに職人技。焼き方次第で芋の甘みや風味、食感が違って来るのだそうです。

お兄さんが画家で、自身も漫画を描いていたというほど、絵には自信があるとか。SNS映えする看板の前で、半分に割っていただいた「焼き芋」(100g)150円(グラムによって価格が異なる)を撮影。

熱々の焼き芋を口に頬張ると、蜜が染み出したかのような自然な甘さにびっくり。果肉の中心はホクホク、外側はしっとりとした食感で、毎日通う芋好きのお客さんが多いのもうなずけます。

焼き芋風味がたまらない「スイートぽてと」と「芋かりんとう」

焼き芋から作る「スイートぽてと」は人気No.1のスイーツ。材料はペーストした焼き芋に卵黄、マーガリン、砂糖、キャラメルソース入りバニラエッセンスと至ってシンプル。

手のひらにちょこんと乗る可愛いサイズの「スイートぽてと」(1個)250円・(1パック3個)700円。「芋伝説」開店以来の看板商品です。

取材した日は、ねっとり系の大分ちとせ村「紅はるか」としっとり系の熊本県産西原「シルクスイート」をブレンドしたもの。

香ばしい風味となめらかな舌触りで、牛乳を使っていないのにコクが感じられます。

お客さんがレシピを聞いて作ってみても同じ味にはならないと絶賛する「芋かりんとう」(1パック) 250円。実は「大学芋」(1パック)350円の失敗から生まれたとか。

通常イメージするものは違って、柔らかな食感が楽しめるのが「芋かりんとう」。スライスした生芋を低温と高温で2度揚げするのがコツだとか。

軽くまぶしたザラメがさつま芋本来の自然な甘みを引き立てます。「芋伝説」を訪れたなら外せない一品です。

店先から店横の階段上まで取材で訪れた有名人の写真やサイン色紙がギッシリ!取材当時の秘話が聞けるかも?

焼き芋もスイーツもすべてご夫妻の手づくりのため、その日の売行き次第で終了になることも。必ずゲットしたいなら早めにお店を訪れて。

※令和6年1月現在の情報です。

店舗情報

  • 店舗名
  • 芋専門店 芋伝説
  • 電話番号
  • 093-332-2471
    ※お問合せまたはご予約の際は「あつキタ」を見たとお伝えいただくとスムーズです。
  • 住所
  • 門司区栄町7-22
  • 営業時間
  • 11:00~売切れ次第、終了(その日によって変動あり)
  • 店休日
  • 木曜日
  • 駐車場
  • 無(近くにコインパーキング有り)

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この記事を書いた人

あらい くまこ

空の雲でさえ、綿飴に見えてしまうほど食いしん坊なフリーライター。食べ物を目当てに国内外を旅した機会は数知れず。食品開発、スイーツ店勤務の経験も持つ。市内の産婦人科内のサロンでアロマセラピストとしても活動中!

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