今月のいちおし情報
【撮影スポット】《お城もレトロも!》北九州の名建造物をご紹介!
2022年4月5日
日本の近代化を支えてきた北九州市には、お城や明治から昭和初期のレトロな建物、世界文化遺産、世界的な建築家が設計した美術館など、魅力あふれる建造物が数多く存在します。
今回はその中から、市内各エリアの建造物の一部をご紹介します。
撮影にもぴったりのスポットですので、ぜひお立ち寄りください。
JR門司港駅(門司エリア)
1914年(大正3年)に創建され、1988年(昭和63年)に鉄道駅として日本で初めて重要文化財に指定された門司港駅。
木造2階建ての駅舎は、左右対称の造りが特徴的なネオルネサンス様式で、建物の中央部は「門」の文字を表現していると言われています。
2012年から保存修理工事が行われていましたが、2019年3月に大正時代の姿へ復原されました。
JR門司港駅(門司エリア)
- 住所
- 門司区西海岸1-5-31
- 駐車場
- あり
- 交通機関
- JR門司港駅下車
小倉城(小倉エリア)
1602年に細川忠興公が築城した名城で、4階より5階が大きい天守閣の「唐造り」が特徴であり、建築当時は全国唯一のめずらしいものでした。
ほかにも切り石を使用しない野面積みと呼ばれる石垣や、大手門や槻門など8つも門があります。
天守閣の5階は展望スペースとなっており、小倉の街並みを360度見渡すことができます。
小倉城(小倉エリア)
- 住所
- 小倉北区城内
- 営業時間
- 平日及び日祝日/9時~20時(4月~10月)、9時~19時(11月~3月)
土曜日/9時~18時
※イベント等の開催状況により、営業時間が変わることがございます。
ご来訪の際には、下記URLより当日の営業時間をご確認ください。
※ご入館は閉館の30分前までとなります。
- 定休日
- 年中無休
- 料金など
- 一般:350円、中高生:200円、小学生:100円
- 駐車場
- あり
- 交通機関
- JR西小倉駅から徒歩10分
旧古河鉱業若松ビル(若松エリア)
大正8年の建築といわれている旧古河鉱業若松ビル。赤煉瓦造りでルネサンス様式を基調とした2階建ての建物は、前面と側面を走る道路の交差角度に合わせた鋭角を成し、先端には3階部分まで伸びた縦線を強調する塔が配置されています。
近隣には、シンメトリーな洋風建築の「石炭会館」や鉄筋コンクリート造りの「杤木ビル」、国の有形文化財建造物として登録されている「上野ビル」などもあり、石炭景気に沸いた若松の歴史を垣間見ることができます。
旧古河鉱業若松ビル(若松エリア)
- 住所
- 若松区本町1-11-18
- 営業時間
- 9時~17時
- 定休日
- 火曜日・年末年始
- 料金など
- 無料
- 駐車場
- あり
- 交通機関
- JR若松駅から徒歩10分、若戸渡船若松渡場から徒歩2分
官営八幡製鐵所 旧本事務所 眺望スペース(八幡エリア)
2015年に世界文化遺産に登録されました。
現在も稼働中の工場構内にあるため非公開ですが、外観を眺めることのできる眺望スペースが設置されており、案内ガイドが常駐(先着順)し、VR(バーチャルリアリティ)を活用した案内サービスも実施しています。
また周辺は、もともと官営八幡製鐵所の敷地であり、1901年創業のメモリアルとなる「東田第一高炉」も公開されています。
官営八幡製鐵所 旧本事務所 眺望スペース(八幡エリア)
- 住所
- 八幡東区東田5
- 営業時間
- 9時~17時
※ご入場は16:30までとなります。
- 定休日
- 月曜日・年末年始(12/29~1/3)※月曜日が祝・休日の場合は翌日
- 料金など
- 無料
- 駐車場
- あり
- 交通機関
- JRスペースワールド駅から徒歩10分
北九州市立美術館本館(戸畑エリア)
1974年竣工、世界的な建築家・磯崎新氏が設計した美術館です。双眼鏡の鏡筒のような、ユニークな外観が印象的で、1998年には公共建築百選に選出されました。
建物は市街を見渡せる丘陵に建ち、敷地内の展望デッキは市街地が一望できる市内有数の絶景スポットです。
近年は映画のロケ地としても有名で、映画「デスノート」「図書館戦争」の撮影が行われました。
北九州市立美術館本館(戸畑エリア)
- 住所
- 戸畑区西鞘ヶ谷町21-1
- 営業時間
- 9:30~17:30(入館は17時まで)
- 定休日
- 月曜日※月曜日が祝日・休日の場合は翌日
年末年始
- 料金など
- 大人300円、高校・大学生200円、小・中学生100円
※企画展は別途入場料が必要です。
※北九州市・福岡市・熊本市・鹿児島市・下関市在住で65歳以上の方90円
- 駐車場
- あり
- 交通機関
- 小倉駅入口または戸畑駅より西鉄バス7M番で北九州市立美術館までバス30分
その他の建築物はこちら⇒建築・景観冊子『ARCHITECTURE OF KITAKYUSHU』を発行しました(北九州市ホームページ)