津田屋官兵衛
お食事
うどんを愛する男たちが作る本気のうどん【豊前裏打会】
2023年3月1日
コシがあり、喉越しが良いツルツルした細麺
柔らかな九州のうどんと思って食べると、度肝を抜かれるうどん屋さんがあります。知る人ぞ知る「豊前裏打会」の本部、小倉南区の「津田屋官兵衛」です。
お店に入ったら、まず券売機で券を買います。
これが評判の「野菜天ぶっかけうどん」(冷)。
通常のうどんより麺は細め。ツヤがあり、お箸でつかむと弾力があります。口に入れるとしっかりとしたコシを実感。麺がツルツルで、スルリと口の中へ入ります。喉越しが半端ない!こんなうどんは九州で食べたことがありません。
野菜天の衣はサクサクで軽く、野菜がホクホクと甘くて感動もの。うどん以外の素材選びにも、手抜きしない姿勢がわかります。
関西出身ライターもはまる、旨味たっぷりお出汁
次は「ごぼううどん」(温)。ごぼ天が大きくてサクサク!
麺は冷たいうどんよりもやや太めですが、通常のうどんより細いです。お出汁を吸って、表面が少しふんわりしていますが、コシはしっかりと感じられます。
びっくりしたのはお出汁の味です。透明感があり、塩気よりも旨味がしっかり利いています。普段はしょうゆや塩味の濃いうどん出汁は飲まない関西人の私ですが、あまりの美味しさにお出汁をごくごく飲みほし、完食しました!
このお出汁は、店主の奥様(故人)が調整した割合を守り続けているのだとか。
豊前裏打会の「裏」とは?
讃岐うどんを「表」と例えるなら、自分たちは「裏」を行くという意味なのだそうです。うどんへの情熱は誰にも負けない!という意気込みを感じます。
豊前裏打会は津田屋官兵衛を本部に置き、麺への情熱を共通項に集まった人たちが修行を積み、やがて独り立ちしていきます。現在は豊前裏打会の流れをくむお店が全国に40店舗あるとのこと。
「豊前裏打会のホームページ」(外部サイト)で加盟店の確認ができます。
遊・買・食・見の楽しみがある「総合農事センター」がすぐ近く
津田屋官兵衛から車で8分ほど走ると、「北九州市立総合農事センター」(外部サイト)があります。
ヤギ・ポニー・カピバラなどがいて、子ども達が思い切り遊べる広場もあります。また農畜産物、花や野菜の苗も販売しているので、遊んだ後に買い物もできて便利。
お腹が空いたらお食事も可能。予約すれば野外でバーベキューも楽しめます。敷地がとても広く、季節によって様々な景色が楽しめます。
ファミリーにおすすめのスポットです!
※令和5年2月現在の情報です。
店舗情報
- 店舗名
- 津田屋官兵衛
- 電話番号
- 093-475-7543
※お問合せまたはご予約の際は「あつキタ」を見たとお伝えいただくとスムーズです。
- 住所
- 小倉南区津田新町3-3-20
- アクセス
- JR「下曽根」駅から徒歩14分
- 営業時間
- 11:00~15:30(L.O.15:00) ※麺が売切れ次第閉店/ 夜は月〜金曜日 17:30〜20:00(L.O.19:30)
- 店休日
- 毎週日曜日・第一月曜日
- 駐車場
- あり
- ホームページ
- https://www.tsudaya.com/
この記事を書いた人
木村あゆみ
尼崎市出身、行橋市在住のフリーランスライター。食べるのが大好きで、美味しいものがあれば飛んでいく。元研究職なので、リサーチが止まらない。深掘りしすぎ、オタクの気あり。