お土産にも人気！北九州名物・肉うどんと甘味処、二刀流の店

空き店舗プロジェクトを活用し、こがね市場商店街にOPEN

こちら「縄や」は、ちょっと変わった形態のお店。
朝から午後まではうどん店、午後からは和菓子などを楽しめる甘味処…という二刀流なんです。

「祖母がうどん店を営んでいて、よく肉うどんを作ってくれていました。その北九州名物をもっと全国に発信していきたいと思っていたんです」
と、店主の細川貴博さん。

落語用語でうどん・そばを表す「縄」を店名に。うどん店は朝８時から。夜勤明け・出勤前の朝ごはん利用や、SNSを見て訪れる観光客でにぎわいます。

そんなとき、北九州市の空き店舗を活用するプロジェクトを知り、選んだ場所は細川さんが幼いころから慣れ親しんだ「こがね市場商店街」。昭和９年ごろに誕生したといわれる、歴史ある商店街です。

空き店舗の内装をイチから手がけ、和風テイストのシンプルスタイリッシュ空間が誕生しました。

寸胴で煮込む国産牛は、お箸で割けるほどの柔らかさ

「縄や」の肉うどんの特徴は、お肉の柔らかさ！国産牛を寸胴で煮込んだあと、一晩寝かせてまた煮込む…という丁寧な仕込みが伝わる美味しさです。

肉うどん・800円。(ぬか漬け付) 大盛やお肉増量メニュー有。注文を受けてから出汁と麺を一緒に炊くので、麺にもしっかりスープの味がまといます。お好みで投入する〝しょうが〟も毎日すりおろし。

北九州の肉うどんといえば、真っ黒で濃い出汁のイメージですが、「縄や」の出汁はほんのりとした甘みも。これは、頭肉やすね肉、スジなどいろいろな部位を使用していることから肉の旨みで出汁にも深みが出ているんだそうです。

肉うどんは単品のほか、セットメニューも充実。
中でも人気なのが、マグロの小丼付きの「まんぞくセット」。

まんぞくセット／肉うどんとマグロ小丼(甘味付)・1,200円、肉うどんハーフは1,000円。

小丼にたっぷり盛られたマグロは中央卸売市場の専門店で仕入れているもの。「ぬか漬け」も、店主のおばあさまの代でも使用していた百年床。

うどん以外へのこだわりもさすがです！

北九州から全国へ。お取り寄せや、ふるさと納税返礼品にも登場

「もっと肉うどん文化を知ってもらいたい」という思いから、この店をオープンした細川さん。

お店で提供している肉うどんの冷凍化に着手し、美味しさを損なわないよう真空瞬間冷凍を行うことで全国へお店そのままの味を届けられるようになりました。

小倉名物！！肉うどん(冷凍肉うどん３食入り)2,850円(送料別)。北九州市のふるさと納税返礼品としても登場。詳しくは公式Instagramよりチェック！(写真提供:縄や)

贈答用としても喜ばれるレトロ風なパッケージ入りです。

14時からは甘味処「小姑」。豆腐白玉のあんみつなど和スイーツのお店

甘味処を営業するのは、奥様の千菜美さん。
「覚えやすい店名を…」と、自身も小姑であったことから名づけられました。

イートインは14時からですが、テイクアウトは終日OKです。

一番人気はお土産にも喜ばれる「あんみつ」。

おみやげ用あんみつ(680円)。フルーツは季節によって異なります。店内飲食はアイスクリーム付きの「クリームあんみつ」(煎茶付き・920円)。

こちらは季節のフルーツ、自家製のあんこ、豆腐白玉までてんこ盛り。豆腐で作られた珍しい白玉は、冷えても固くなりにくくモチッとした柔らか食感を楽しめます。しっかり風味も感じられて、とってもヘルシー♪

そのほか、豆腐白玉にたっぷりきなこの「黄金箱」、季節の和菓子など多彩な甘味が揃っています。(小姑Instagram)

ご夫婦で継投する「縄や」と「小姑」。この二刀流の楽しみあふれるお店へぜひ。

※令和6年3月現在の情報です。

店舗情報

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